1杯のワイン提供から
顧客管理まで担うワインサーバー

誰でも簡単にグラスワインを提供できる業務用ワインサーバー。専用ソフトとの連動で、ワイン販売量や顧客の利用履歴などを管理し、人件費の削減と売り上げアップに寄与する。今回はWORLD DINER produced by 牛の達人 ソムリエで店長の森田充氏にお話を伺った。

（右） カクテルからワイン、日本酒まで詳しいソムリエで店長の森田充氏

（左） サンテミリオンのワインに詳しいスタッフの土田真也氏

銀座中央通り一丁目に新しいランドマークとして誕生した「キラリトギンザ」。この７階フロアに昨年10月、最高品質の黒毛和牛とソムリエ厳選のワインを提供する「WORLD DINER produced by 牛の達人」がオープンした。

黒を基調にし、空間の広がりを感じさせる店内で、ひときわ目を引くのが、フロアの中央に設置された円筒形をしたイタリアらしいスタイリッシュなワインサーバー。
「銀座で店をオープンするにあたって、画期的なことを試みようと考えて店舗設計の段階でこの『エノマティック・ワイン・サービング・システムズ』の導入を決めました。ワインをもっと気軽に楽しんでもらうためのツールになっています」と、店長の森田充氏。

同店では、グラスに注ぐ容量（15、80、120ミリリットル）によって価格設定を変えた16種類のワインをこのエノマティックで用意して、選ぶ楽しさを提供している。しかもテイスティングに限っては、すべて100円均一で飲めることでも話題を呼んでいる。
「100円で試して気に入れば、ボトルで注文いただくこともできます。さまざまなお客さまの楽しみ方が広がるようなワインの提供を追求した結果、このワインサーバーにたどり着きました」

グラスワインサービスの正確なオペレーションと管理は、ベテランのソムリエでも神経を使う難しい仕事と言われる。その役割を、エノマティックなら簡単に実現してくれるだけでなく、サーブしたワインの種類、杯数、顧客の飲用したワインの履歴データまでパソコンで管理できる機能を備えている。そのため、顧客のデータ分析を応用してワインフェアや季節のイベント案内などを効果的に打ち出すことも可能だ。このサーバーがあれば人件費削減はもちろん、サーバー自体が店の販促効果にも貢献し、ワインの売り上げアップに導いてくれることだろう。

特注の器に盛り込まれた9 種類の部位を味わえるスペシャリテ（写真）が含まれた、前菜からデザートまで楽しめるC コース（7500 円・税別）