石和温泉駅観光案内所
10 社16 銘柄の山梨ワインを気軽に試せる
多くのワイナリーが集まる山梨県笛吹市の観光案内所では、ワインサーバーを導入し、近隣ワイナリーのワインをテイスティングできる取り組みをしている。観光案内所内でワインを楽しむ人々の姿は、ワイン産地ならではの風物詩となりそうだ。
●「enomatic elite」 エノマティックエリート(8本タイプ) サイズ:W972 × H675 × D353 収納本数:8本 設定可能温度:6~18℃ (4本ごと2種の温度設定が可能) 冷却:コンプレッサー方式 価格:198 万円(税別) |
飲みたい抽出量を選んで、ボタンを押すだけ。使い方も簡単なので気軽に利用できる
ワインを少量からでも簡単に提供できるエノマティックは、ワインショップやレストランではおなじみになってきたが、さすがはワイン産地。自治体が有する公共の場でもエノマティックが活躍している。
同観光案内所では、笛吹市内のワイナリーのワイン10社16銘柄を28cc、200円から楽しむことができる。試飲したワインは駅のお土産ショップでも販売しているので、ワインを試してからお土産に購入したい、そんな観光客にはうれしい使い方ができる。「ワイナリー訪問など、観光で訪れるお客さまがたくさんいます。駅にあるせいか、電車の待ち時間などに、もの珍しそうにテイスティングして行かれますよ。せっかくワイン産地に来たのだから、ぜひたくさんの種類の山梨ワインを楽しんでいただきたい」と所長の山田清岡氏。訪れたこの日も、観光で立ち寄ったというワイン好きの男性がワインを楽しんでいた。
試してみたいワインはタッチパネルで選び、現金で決済 |
エノマティックを導入する利点は、ワインをフレッシュなまま保てること、操作性に勝れていること、多彩な決済システムを有すること。ワインを機器にセットすると窒素置換でフレッシュな状態を約2週間保てるためワインのロスが出ない。ボトルの入れ替えなど、メンテナンスも簡単で、観光案内所のようにワインサービスのプロがいない場合でも有効に活用できるという。決済方法は「専用ICカードシステム」「現金」「電子マネー」「専用コイン」など多彩な手段を用意している。また現金での決済方法も取り入れており、総合レジに行かずに直接購入することができるため、マンパワーの省力化に寄与している。導入する業態やサービスによって最適なシステム開発をするなど、導入先のニーズに応えながら進化していくエノマティック。これからも意外なところで、このエノマティックを目にすることが多くなるかもしれない。
笛吹市石和温泉駅観光案内所
住所/山梨県笛吹市石和町市部 822
TEL/055-231-5500
営業時間/9:00 ~ 16:00(平日)
9:00 ~ 17:00(土日祝)